キーファーのおまぬけ日記
シベリアンハスキーのキーファーと4匹のネコのおまぬけな日常を綴っていきます。
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東京出張のお話
先週の土曜日、久しぶりに東京出張を入れました。

目的は TOM HIDDLESTON が主演したナショナルシアターライブ『CORIOLANUS』(コリオレイナス)を見るため。

20140426184745.jpg 

ロンドンのドンマー・ウェアハウスで2013~2014にかけて上演されたものを映像化したもの。

舞台はとても小さく、客席との距離感も小さく、すぐそこに役者を感じられる劇場。

上映時間は3時間ちょっと。途中休憩が15分くらいかな。

舞台装置は赤く塗られた壁と椅子くらい。

役者は15名くらいしかいないけど、そのうちの半分がいろんな役を兼任してる。

舞台が小さいから余計なものがない、というか余計なものは必要ない。

役者さんの力だけで充分という感じ。

作品自体はシェークスピア最後の悲劇ということだけど、オセロとかハムレットみたいな有名作品と

違いあまり上演されることもないらしい。

そんな舞台を映像化したものだけど、シェークスピアも舞台も初めてのワタクシ、

3時間も飽きずに見ていられるのか?っていう心配も何のその。

引き込まれました。

もちろん、目的はTOMを観ることが第一だから、TOMが出てきたとたんに、

『うわ~、背たかい~、細い~、あ~、お尻がキュッと上がってる~さすがは#hiddlesbum』

とか、心の中で思っていたけど、そのうちTOMだけでなく画面全体をみている自分に気がつく。

これが役者の力なのか?

役者さんて、すごいね。

物語は、ローマの兵士で英雄であるトムふんするカイアス・マーシアス(コリオレイナス)が、

英雄であるにもかかわらずその傲慢さと口の悪さでローマを追放され、

ローマに復讐するために敵であったヴォルスキ軍に入ってローマを攻める・・・

っつう話なんだけど。 攻めて滅ぼせばよかったのに・・・。

3日経って思ったのは、コリオレイナスは傲慢でもなんでもなく、とても純粋で高潔なんだ。

ローマを思う気持ちは人の何倍もあるのに、その伝え方がへたくそで誤解されてる。

そこにつけこんだのが護民官と呼ばれるローマ市民。この人たちはもともと貴族が嫌いだから、

隙あらば彼らを貶めようとしている。

それにまんまとはまったのが、コリオレイナス。

この劇に出てくる護民官のような人はどこにでもいるんだよね。もちろん今の世界にも。

人を煽るだけ煽って、自分はさも人々のためにしているんだと思わせるのがうまい人。

その実、自分のことしか考えていない。

コリオレイナスがローマに攻め入ってきたときに、和平の交渉に自分たちは行かずに

コリオレイナスの家族や友人を行かせる。

自分たちが追放したのなら、その責任を取るべく自分で行けや!・・・と思ってしまった。

400年前に書かれたものだとは思えないくらいに、感情移入しちゃったよ。

まあ、たぶんトムがいじめられてる、助けなきゃ・・・というファン心理もあるんだけど。

観てて思ったのは、トムの所作は美しい。トムの英語も美しい。

たとえ怒りに震えていてもあの声はとても心地いい。

あの声は反則。

戦いから帰ってきて、体についた血糊や汚れを落とすシーンもすごく良かった。

悲劇で全体に暗いトーンなんだけど、ところどころに笑いもあるし、トムとライバルのキスシーン

なんかもあるし、楽しめた。

最後の場面が終わったとたんに、涙が出てきたのにはびっくり。

突然だった。

ああ、あたし、感動してるんだ・・・って、まるで他人事みたいだけど。

今度は劇場で、生で観てみたい。

いつか機会があればいいなあ。

CWx_A9FWcAAgIvx.jpg




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